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クランクシャフトのベアリング交換

我が家の2代目160系ジャイロキャノピーだが、信号待ちなどで異音がしています。小さな音ですがガラガラゴロゴロと聞こえてくる。
どうやら、ベアリングすり減ってガタついているみたいです。初代150系の時もこの状態で走行していたら音が次第に大きくなってキュイ〜ンとか言い出してベアリングが破損し破片がシリンダーに入り込んで焼き付いたことがありました。

純正部品

ジャイロキャノピーは、車体重量があるため二輪スクーターと比べるとクランクシャフトのベアリングの摩耗が早いようです。初期型はDio系のベアリング、中期以降(150系以降)はリード90と同じベアリングを使っています。それでも摩耗が早い....

と言うことで、近所のHONDAのバイク屋さんでベアリングとオイルシール、念のためウッドラフキーを注文して取り寄せました。
ベアリング交換をバイク屋さんに頼むと部品代は3千円弱ですが、工賃は4〜5万円掛かります。 この工賃代があれば、アメリカ製や台湾製の専用工具一式そろえてお釣りがきちゃいます。

二輪車専用工具

必要な工具は、対ガソリン液体ガスケット、フライホイルプーラ、クランクケースプーラー、クランクケースインストーラー、ベアリングプーラー、ベアリングセパレーターなどの専用工具で楽天 で検索すれば、安価なものがいっぱいあります。

さて、ベアリング交換ですが、バッテリーのプラス側を外してオイルポンプも外しシリンダーとピストンを取りはずします。フライホイルプーラーユニバーサルホルダーツールを使ってフライホイルを外します。

ジャイロキャノピー クランクケース

フライホイルを外すとACジェネレーターが出できますので、 ACジェネレーターを外します。ジェネレーターがある程度引き出せるようクランクケースの外側の配線を緩めておきます。 クランクケースのネジをはずし、クランクボックスツールを使ってクランクケースを割ります。
駆動系側のプーリーを外し、プーリー側からクランクインストールツールを使ってクランンクシャフトを押し出します。
ベアリングがケース側に残ってしまった場合は、パイロットベアリングプーラー(内掛け用)を使って取りはずします。 ベアリングがクランクシャフト側にある場合は、ベアリングセパレータープーラーキットを使って取り外します。
あとは、クランクケースのプーリー側とフライホイル側のオイルシールをプライヤーで外して、ベアリング シールドライバーを使って新しいオイルシールを外側から打ち込む用に装着します。
同じくベアリングを内側からベアリング シールドライバーを使って打ち込みます。
(注:オイルシールとベアリングの外枠に軽くグリスを塗っておく)

後は組み立てるだけです。ブーリー側からクランクインストールツールを使ってクランクシャフトを引き出しプーリーを装着します。クランクケースに後々二次エアーを吸い込まないよう丁寧に液体ガスケットを塗ってクランクインストールツールを使ってフライホイル側からくクランクケースを圧着します。クランクインストールツール圧着した状態でクランクのロードがセンターになっているか確認します。あとは、取り外した要領で組み立ててクランクケースのベアリング交換は完成です。
(専用工具があれば簡単にできます。工具の詳しい説明は、二輪車専用工具を参照ください。)

スインクジョイントユニットのオーバーホールと部品交換

我が家のジャイロキャノピーだが、最近センター位置でパーキングロックをしてもやや右に傾くようになった...

考えられる箇所はスイングジョイントのナイトハルラバーのへたりか、スイングロックプレートの減りである。この箇所は、重量のあるジャイロキャノピーの場合、消耗、努化、損傷が激しく交換が必要な箇所です。

ジャイロキャノピー ナイトハルラバーとロックプレート

とりあえずナイトハルラバーX4、スイングロックプレートX1とスイングスライドブッシュX1を近所のバイク屋さんに注文し取り寄せた。
(部品代3,390円)
作業は、パーキングレバーを下げた状態で行うので、ロープやタイダウンベルトなどを使って車体が倒れないように固定して行います。

@座席下のフロアーカバーを外してスイングジョイントユニットの上にあるリアブレーキケーブルと配線固定用のケーブルクランプを外します。(写真の部分)

ジャイロキャノピー スイングジョイントユニットの右側
ジャイロキャノピー スイングジョイントユニット上部

Aリアショックの下側のネジを外しておきます。

Bジョイントユニットの右側にあるパーキングワイヤ調整用のカバーを外し、縦に刺さっているロックピンを外し手前にワイヤーを引き出して置く。
(写真の部分)

Cエンジンハンガーのボルト2ヶ所とピーポットボルト1ヶ所を外せば、スイングユニットがはずれます。
スイングユニットのカバーを外しスイングユニットのセンターシャフトのボルトをインパクトレンチ(ソケット23番)で外して部品交換するだけ。(作業はいがいと簡単で、バイク屋さんにたのむと、工賃だけで5万円前後掛かります。 )

ジャイロキャノピー スイングジョイントユニット分解図

D後は、スイングユニットのカバーを取付、作業は完了です。

部品のスライドブッシュとカムは、取付位置があるのでサービスマニュアルを参照してください。

オイルポンプの増量加工

ジャイロキャノピー オイルポンプジャイロキャノピー オイルポンプの分解

チャンバー装着やボアアップ車両の場合、オイルの添加不足によるエンジンの焼きつき、抱きつきが心配です。混合ガソリン(ガソリンに2サイクルオイルを5〜10%程度混ぜる)にするばいいのですが、給油のたびに混ぜるのは面度くさい。

そこで、オイルポンプを増量加工することにした。
オイルポンプを取りはずしたら、まずは、赤丸の部分にあるプラスのネジ2本を外し、オイルポンプ側のニップル部分を本体から外します。

次に、シャフトをゆっくり時計回りに回しながら、カム(オイルポンプのワイヤをかける部分)を引き抜きます。なぜシャフトを回すかというと、シャフトを回すことによりポンプ内のプレートが回り、ある位置にくるとカムが抜けるようになっていからです。

ジャイロキャノピー オイルポンプのカム加工イメージ図ジャイロキャノピー オイルポンプカム

オイルポンプのカムが抜けたら、棒ヤスリでカムを加工します。

カムを良く見るとカット面が3面あるのが解ります。緑のアクセル開度小の部分は、削らなくても大丈夫です。黄色の部分は1mm程度赤色部分は左側に面を広げるように1⇒2mmへ傾斜をつけるように削ります。桃色部分は赤色部分の面を広げた部分に合わせて左側を広げるよう1⇒2mmへ傾斜をつけるように削ります。茶色部分も同じように削った方がいいのですが、幅が狭く加工しずらいので、私の場合は削らずに使用しています。

※削りすぎるとオイル量が多くなりすぎ、マフラーから白煙を吹くので注意してください。

オイルポンプとオイルホースのエアー抜き

ジャイロキャノピー オイルポンプエアー抜きジャイロキャノピー オイルポンプシャフトの挿入

オイルポンプのエアー抜きは、車体のオイルタンク側のホースを繋いだ状態で、45度に傾けてシャフトを抜くとオイルといっしょに泡が出てきます。泡が出なくなったら、ゆっくりシャフトを右に回しながら差し込みます。これで、オイルポンプのエアー抜きは完了です。

次に、オイルポンプは車体に取付、アクセルワイヤもポンプに取付け、オイルポンプとキャブを繋ぐオイルホース(キャブ側も抜いて置く)に注射器かオイル差しなどを使ってオイルホース内に2サイクルオイルを充満させ、オイルポンプ側だけホースを繋いでエンジンを始動します。(回転を上げずにアイドリング状態にする)

しばらくするとオイルホースのキャブ側からオイルが出てきますので、10秒ほどオイルが出てくるのを確認してから、キャブにオイルホースを繋ぎます。これでオイルホースのエアー抜き完了です。


フューエルポンプの正負圧(クランクからの負圧)の取り方 

ジャイロキャノピー 正負圧ニップルジャイロキャノピー AF35後期用フューエルポンプの取付

ジャイロキャノピーの純正ポンプは、フューエルポンプではなくフューエルコックでインテークマニーホールドからの負圧で燃料ホースを開閉しているだけで、ボアアップ車両の場合に高回転域でキャブへのガソリン排出がまにあわず、ガス欠状態になったり最悪エンジンが焼き付くことがあります。
一昔前は、Dio系のAF27用の丸形フューエルポンプに交換するのが主流でしたが、これから交換するのであれば、Dio系のAF35用角形フューエルポンプがお薦めです。AF35用角形ポンプは、排出量が多くコンパクトなので取付配置が楽です。

さて本題に入りますが、我が家のジャイロキャノピーフューエルポンプもAF27→AF35用ポンプに交換し正負圧(クランク負圧)によりフューエルポンプのガソリン排出量を強化することにした。

ジャイロキャノピー インテークマニーホルド加工ジャイロキャノピー リード加工

ジャイロキャノピーから正負圧の取り出しかたは、インテークマニーホールドとその下にあるリードに穴を空けてニップルを取付て負圧ホースを繋ぐだけです。(簡単ですね!)

純正の負圧ニップルは、ニップルキャップで塞ぐか、インテークチャンバを取付て二次エアーを吸わないようにして終了です。

マロッシ製のカーボンリードバルブについて

マロッシ製のリードバルブマロッシ製のリードバルブ拡大

マロッシのボアアップキットに付属しているリードバルブは、見た目はカーボン製に見えるんですが...これってカーボン製だろうか?
通勤で使用している我が家のジャイロキャノピーの場合3〜4ヶ月でリードバルブが内側に曲がってきて1mm程の隙間ができてくる
これを発見したのは、信号待ちなどで発信時にもたつく現象があり、リアのフェンダーカバーを外した際にキャブ周りにガソリンがにじんでいたことで、当初インテークマニーホールドのガスケットが原因かと思っていました がガスケットとOリングを交換しても症状が治まらない。ある日、リードバルブをよく見てみると、少し湾曲して隙間が開いているの発見した。
これが原因でキャブ側へガソリンの吹き返しがあり、キャブとエアークリーナ周りにガソリンが滲んでいたらしい。
リードバルブをひっくりかえして取り付けれぱ隙間がなくなり再度利用できるんですね。ただ、また数ヶ月でまた湾曲してくるんですね。
マロッシのカーボンリードバルブってこんなに耐久性がないの?。
現在は、純正のリードバルブに戻し発進時のもたつきや、キャブ周りのガソリンの滲みも解消しました。

NISSEN製の2POTキャリパでディスクブレーキ強化

NISSIN製の2POTキャリパとキャリパーサポート

フュージョンの純正フロントディスクブレーキに使用されているNISSIN製の2POTキャリパとキャリパーサポートは、加工することでジャイロキャノピーに取り付けできます。キャリパーサポートの下部(フロントホイールのシャフトが通る穴 )の突起外側をベルトサンダーで平らに削ります。

この2POTキャリパーは、フュージョンなどの純正ブレーキに使われていて、ブレーキの効が非常にいいです。(ブレーキホースは、フュージョン用の1250mmでOKです。)但し、車重のあるジャイロキャノピーに取り付けても問題ないですが、ジャイロXや2輪の小型スクーターに取り付けるとブレーキが効き過ぎて危険です。

ジャイロキャノピー スイングジョイントユニット分解図

今回の取付は、フュージョン用の純正フロントホイールとディスクプレートを使用しての取付です。(リード90用のディスクプレートは厚みが薄く2POTキャリパーには適していない)2POTキャリパーを取り付ける場合は、フロントサスも堅い物に交換しないと、ブレーキを掛けた時にフロントが沈みこんでしまいます。我が家のジャイロキャノピーは、リード90用の純正フロントサスに2cmUPのアダフター(サスの上部に)を取り付けています。

フュージョン用の3cmダウンサスも流用できますが、堅すぎて段差越えの衝撃が強いのでリード90用の方がお勧めです。

調整用ワッシャ1枚調整用ワッシャー2枚

ディスクプレートとディスクパットがセンターに収まるように、ワッシャで調整します。

我が家のジャイロキャノピーの場合は、メーターキア側は、ワッシャー1枚、キャリパー側は、ワッシャー2枚でセンターに収まります。
ただ、ホイーメが中央より右寄りになってしまいますので、ホイールを中央に納めたい場合は、右側のメーターギア側にワッシャー3枚を入れ、左側にはワッシャーを入れずに取付ます。キャリパーサポート上側のM6の穴周辺(外側)を2mm程度ベルトサンダーで削り、その内側にワッシュー2枚を追加してください。
このセンター出しをしないと、ブレーキパットが、ディスクブレーキローターなと゜に常歩して異音を発したり、ブレーキーの効きが悪くなりますので、センターに収まっているかよく確認し走行テストをして異常がないか確認します。

フュージョンのアルミホイールを使用してのディスク化に必要なもの

@リード90用マスターシリンダーとブレーキスイッチ
Aフュージョンのアルミホイール
Bフュージョンのキャリパーサポート(45110−GW2−006ZB)
Cフュージョンのキャリパー(45100-GW2-026ZB)
Dフュージョンのディスクローター(45121-GW2-000ZA)
Eフュージョンのメーターギヤ
Fフュージョンのスピードメーターケーブル
Gフュージョンのブレーキホース
H調整用ワッシャー(内径12〜13mmを3〜5枚程度)


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